女性を彩る、華やかなニョニャ・クバヤ
ニョニャ・クバヤのつくりかた
もともとの生地はルビアRubiaと呼ばれる透き通るような生地で、おもにイギリス産のものが使われていましたが、需要が減って今では生産中止です。私どもでは、スイス・ボイルやオーガンジーで代用しているほか、アンティークのクバヤを再利用して、あらたに刺繍をほどこすこともやっています。
ニョニャ・クバヤの特徴は豪華な刺繍です。この刺繍は機械でやるものもありますが、本物のニョニャ・クバヤはミシンを使うものの、すべて手動で刺繍していきます。クバヤの価格は刺繍の精密さで変わるのです。当店では既製品から、機械刺繍の布からのオーダーメード、刺繍からすべてオーダーメードのものまで、さまざまな注文に応じています。
また、クバヤの下に履くのはバティックのサロン(腰巻きの意)。昔はバティックを巻き付けるのが当たり前でしたが、今はスカートに縫ってしまうのがお手軽で人気です。当店では伝統的なコットンのバティック・サロンはもちろん、ちょっとモダンに着られるシルクのバティックサロンも扱っています。また、クバヤは柄によってはジーンズやパンツと合わせても素敵です。
手動による精密な刺繍
刺繍は根気のいる仕事